世界最高速の
メッセージング・ミドルウェアを開発

金融機関のディーリングシステムに要求される大量データの高速処理性能。
大手証券会社における株式のディーリングでは、4,000を超える膨大な上場銘柄を対象として、1日に100万件を超える大量の注文を取引所に発注します。
そのためディーリングシステムは、膨大な量のデータを、一瞬の収益機会を逃すことなくリアルタイムに高速かつ安定して処理する能力が求められます。
数理技研はこの問題を10万件/秒という世界最高レベルの超高速電文処理能力を実現したメッセージング・ミドルウェアを開発することで解決しました。

※メッセージング・ミドルウェア・・・アプリケー ション・ソフトウェア同士が連携して動作する場合に行われるアプリケーション同士の通信(電文のやりとり)のためのソフトウェア。

開発者コメント

高速性の実現

メッセージング・ミドルウエアの第1の要件は、高速性でした。
このため、メッセージのコピーを最小限に抑える、複数の配信先に対して宛先毎に必要なメッセージだけに絞り込む高速フィルター、遅い受信端末に引きずられないような送信キュー・スレッド構成など、できる限り無駄を排除した設計を行っています。

信頼性・再現性・耐障害性

アプリケーションが接続・切断を繰り返してもメッセージが抜けない、重複しないというだけでなく、永続化機能により、任意の時点からメッセージが再現可能になっています。
また、ミドルウエアが稼動するサーバに障害が発生しても待機サーバがその処理を引継ぎ、抜けなく配信を再開する機能を内蔵しています。